アルバイト・パートを始める前に知っておこう

アルバイトとフリーター

 

 

 

アルバイトとよく混在されて使用されている語句に、フリーターがあります。誰もが耳にしたことがある言葉だと思いますが、この言葉は誕生してからまだ日が浅く、1987年に「フロムエー」の編集長、道下裕史氏が生み出した和製英独語なのです。アルバイトやパートタイマーなど、正社員以外の契約で就労している人を意味しています。

 

 

平成15年版の国民生活白書では「15~34歳の学生と主婦を除く若年層のうち、派遣を含むパート・アルバイト、及び勤労の意志のある無職の人」とフリーターを定義しています。この定義に従うと、アルバイト生活者はフリーターである、と言うことになります。つまり、フリーターとは就労形態を現している言葉で、雇用形態がアルバイトである労働者のことを意味しており、これを職業の区分とするのは間違いである、と言えるでしょう。

 

 

日本ではこのアルバイトで生活をするフリーターが年々増えてきており、正社員への就業率もそれ程高くないことなどから、25歳~34歳の年長者フリーターと呼ばれる世代の増加は深刻な問題となっています。フリーターの増加は、収入の少なさから結婚率の低下や少子化に繋がるだけでなく、納税額が少なくなるため、税収の面でも国は大きな問題を抱えることになりかねません。